最近、本当によく耳にするようになった『メタバース』。日本でのきっかけは、2021年の10月にFacebookが社名を『メタ』に変更したことが大きなニュースになりましたね!
そこから一気に『メタ』とか『メタバース』って言葉がネット上やニュース、雑誌などに散見されるようになりました。
先日のヤフーニュースでは、夏休みのイベントとして東京のポートシティ竹芝で親子で楽しめるメタバース体験イベントが出ていました。
こんなふうに、『メタバース』というコトバが身近になりつつあります。
メタバースとは?
では、そもそも『メタバース』ってどういう意味でしょうか??
実は、『メタバース』というのは、英語の造語で、我々のようなアラフォー世代が使っていた高校時代の英和辞典には載っていません(笑)
『メタ』と『ユニバース』を掛け合わせた造語で、小説家ニール・スティーヴンスンの『スノウ・クラッシュ』というSF小説に出てきたのが最初と言われています。
『meta(メタ)』とは『超越した』といった意味で、もう一つの『universe(ユニバース)』は『宇宙』とか『世界』という意味です。
めちゃくちゃわかりやすく言えば、メタバースというのは【仮想空間】のこと。最近流行ってるVRみたいなものですね。

2018年に商工会青年部で東京に研修に行ったときのVR体験
メタバースの定義
この『メタバース』ですが、実を言うと定義が結構曖昧で、いろんな意味で使われているのが現状です。しかしながら、いろんな方の話を聞いたり、調べてみると、単なる仮想空間という枠を超え、おおむね次の4つの項目がポイントになります。
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他者との交流を目的としていること
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大人数が参加できる
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参加者が自由に世界を作ることができる
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アバターを使用する
この定義からすると、私の息子もはまっています「Minecraft(マインクラフト、通称:マイクラ)」は、1番、2番に当てはまってないので、残念ながらメタバースではないということになります。
こういった点から、『メタバース』はVR(ヴァーチャルリアリティ)とは少し異なる点もありますが、今後、ヴァーチャルの世界で多くの人と交流しながら、自分らしい空間を作り上げていく!というのが主流になってきそうですね!
メタバースの例
メタバースの例として、2022年夏のTBS火曜ドラマ「ユニコーンに乗って」(永野芽郁さん初主演)にも出てきます、スタディポニーキャンパスがまず一つ(笑)
とまぁ、そこはドラマを見ていただくとして、、、現実世界にもメタバースの例はちゃんとあります!
一つ目が、【バーチャルマーケット】
→https://winter2021.vket.com/
このバーチャルマーケットとは、『VRChat』というサービス内に作られたバーチャル空間で開催される最大規模のマーケットのこと。ユーザーはVRChat内に作られた専用のスペースにアクセスすることで、出展しているさまざまな企業や個人サークルの作品を楽しむことができるというサービス。現在は終了しているが、今後も開催されると思われる。
二つ目が、【バーチャル渋谷】
→https://vcity.au5g.jp/shibuya
KDDIなどが渋谷区と一緒に手がけているプロジェクトで、参加者はアバターとなり、仮想空間の中の渋谷の街を歩いたりすることができます。また、ハロウィンやクリスマスなどの際には、仮想空間の中で音楽フェスや様々なイベントなどが行われたりします。
このほかにもいろんな例があるが、少しはイメージしていただけただろうか??
中小企業にとって何がチャンス?
私自身、デジタルとアナログを融合させるマーケッターとして、最近めちゃくちゃ質問されるのが、この『メタバース』。
ということで、今回、自分の整理も含めてブログを作成してみました。
改めて考えると、これは中小企業、特に小規模企業や個人事業主、フリーランス、副業といった方々にすごいチャンスが訪れつつある!ということです。
これまで、ビジネスをやろう!と思えば、
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商品・サービスを提供する場所
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事務所
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宣伝のための広告
といったものがリアルで必要でした。それがメタバースが進むと全ていらなくなる!!わけです。
例えば、あなたがケーキやお菓子を販売するお店をやっているとして、従来であれば、お店を構えて、チラシやウェブ広告を出して集客し。。。という流れでしたが、メタバースの空間の中に販売しているケーキやお菓子を置くと、、、
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お店はいらない!(メタバースの中で売るから、買っていただいた人には配送)
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チラシなどを作らなくても、メタバースの空間の中(一種のショッピングモールのようなもの)で宣伝する(完全デジタル化)
ということになり、店舗の賃貸料はかからないし、チラシなどもデザイン費のみで印刷費は要らなくなります。
確かに食べ物などは、試食とかができないからまだまだ課題はあるかもしれません。では、モノであれば!?商談であれば!?可能性は無限に広がっていきます。
おそらく、大手企業もメタバースの中で販売を考えていると思いますが、私自身、大手企業が一番力を入れるのは、このメタバースの空間を作ることだと思います。
先程の例で出した「バーチャル渋谷」。これは渋谷区と連携しているので一概には言えませんが、これを使ってビジネスモデルを考えたいと思います。
【大手企業の場合】
バーチャル渋谷のような空間を作り、そこに出店する企業や個人を募集する。その際、1出店あたり〇〇円というように場所代をとる。
→この場所だいが大手企業の1番の収益
【中小・小規模企業等】
各大手企業が作る『メタバース』にそれぞれ出店。イメージとしては、Amazonや楽天のイメージ。それぞれのメタバースに特徴や強みがあって、中小・小規模企業は自社の商品・サービスに合ったメタバースに出店する。
最終的には、メタバースの世界にも住所ができて、そこで法人登記ができたり・・・デジタルの世界に無限の可能性が出てくるわけです。(もう完全にマトリックスの世界になってしまいますね・・・)
いますぐマトリックスの世界にはならないとしても、上記のように、多くの中小・小規模企業が大手企業が作ったメタバースの世界に参入するようになるのは間近だと思います。
経営者は何を準備する?
私のようなマーケッター・コンサルタントのお仕事は、そんな経営者の方のサポートを行うこと。
そこで、このメタバースの世界に対応できるよう、今から準備していかなければなりません。
では、一体何を準備するのか?まずは次の3つのことを意識してください。
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メタバースの特性をきちんと理解する
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デジタルに慣れる
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常にアンテナを張る
現在でも、zoomなどで商談するように、今後はメタバースの世界で商談なんてことも出てくる!?かもしれません。
また、メタバースの中でのイベントなどもどんどん増えてくると思います。
そんな中で、中小・小規模企業の経営者としては、きちんとメタバースのことを勉強し、デジタルに慣れておく必要があります。今からでも遅くはないので、上記のサイトやこれ以外のものに登録してみたりするといいと思います。
最後に、このような新しいツールは、ビジネスの可能性をどんどん広げていくので、これまでとは違った新しいビジネスが生まれるチャンスでもあります。そのチャンスに敏感になるため、しっかりとアンテナを張っていきましょう!
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